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眠ること
2007-01-10 Wed 22:52
赤ちゃんの頃はよく眠ったそうだ。
でも
その時の記憶はない。
どれだけぐっすり眠っていたんだろう
どんな夢を見ていたんだろう。

物心ついたころから
わたしは眠りに落ちる瞬間が
怖くて仕方なくなった。
理由はわからない。
ただ
あの落ちる感覚がなんとも耐えられず
何度も目を覚ましてしまう。
妙な夢
怖い夢
はっとして
目が覚めてしまう。
静かにじっと
羊を数える夜。
太陽が昇るのをじっと待つ夜。
それでも
子供だったから
結局は眠ってしまう。

わたしは本当に寝付きの悪い子供だった。
寝付きの悪いわたしは
大人になって不眠という言葉を覚える。
ぐっすり眠ったと思える日がめったにこない。

眠れない夜に
無邪気に夢物語を語る心はもう見つからない。
いろんな声が迫ってくる。
手足が痺れ、痛くて眠れない。
胸やのど元が苦しくて呼吸がうまくできない。
鼓動がどんどん早くなる。
そんな夜はどうしても眠れない。

一晩眠れなくてもなんとかなる。
それが一日、二日、三日と続くと
だんだんおかしくなっていくのがわかる。
体が持つわけがない。
心が音を立てて崩れてゆく。

眠れない日々を隠しながら
逃げちゃ駄目だと仕事に行った。
あの時、わたしが見ていた世界は狂っていた。
誰も知らない。
一週間が限界だった。
もう、何を言われても限界だった。
ただわたしは眠りたかった。
そう
眠るのが怖かった子供は
眠れないのが怖い大人になってしまった。

自分にできることはやっている。
それでも
眠れない夜は
朝までの時間がとても長い。
怖くて怖くてしかたがない。

心が弱いと人は言う。
そでも生きたいと
わたしは叫ぶ。
誰にも届かない声で
「助けて」と手を伸ばす。

暗い部屋の中で
大丈夫だと
布団を抱きしめ
眠れるのを待つ。

頼れるのが自分だけしかいない環境で
わたしは今、一人でいる。
誰にもさらけ出せない心の不調が
体をいじめたがる。
それに負けないように
なんとか生きている。
偏見と無理解の中で生きるのは辛い。
けれど
今はそこで生きることしかできない。

思われているより
わたしの心は強いのだから。
そんなふうに自分を励ましてみる。
そう、ここではそうやって生きていくしか道がない。
それでも
わたしは生きていけているのだから
感謝だけは忘れずにいたい。

いつの日か
眠れぬ誰かを救えるように・・・。
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